商業センターブログ 新着記事

2023.06.26

とある雨の日のプノンペン

こんにちは。日本はじめじめした日が続きますね。ただ梅雨を抜けると夏が来て、「暑いな~」と思っててもツクツクボウシが聞こえてくると、気づいたら秋。「肩させ、裾させ、寒さが来るぞ」とコオロギが教えてくれると間もなく冬と季節があっという間に変わっていく日本の四季。所変わって、カンボジアには四季というものがなく、あるのは乾季と雨季。5月下旬から10月下旬ころまで長い雨季が続くんです。もちろん雨は恵の雨でもあるんですが、排水設備が十分ではないカンボジアは首都プノンペンであっても、亜熱帯地方特有のバケツをひっくり返したような雨が降るス―コールが来るや否や、道路が水の中に埋もれます。泳ぐようにして車が水上を走る光景をこの時期のカンボジアではよく見るようになります。

そんな中でも人々は逞しく生活を続け、不便だからこそ余計にかもしれませんが、生命力の強さを強く感じ、そんな日常の何気ない営みに強く惹かれることがあります。ただ、経済成長の著しいカンボジア~プノンペン。あっという間に、私たちが今見ている光景は過去のものになるのかもしれませんね。数十年後には今の排水設備の不十分さなど想像もつかないくらい整っているのかもしれません。その時に、車が水上を走る今の状態を思うと、逆にいい意味での懐かしさを覚えるのかもしれませんね。

ページトップへ